そう言って部屋を出て行く龍二の背中を見て苺はクスッと笑う。 両親を亡くして居候することになった養父の家で出会ったクラスメイトの龍二。 酔っ払うと別人みたいで、そのギャップにドキッとして。 ずっとずっと傍にいたい。 「好き」 苺は小さく呟いて鞄を持つと部屋を出た。 廊下で待っていた龍二はいつもの少し天然な小悪魔に戻っている。 「行こっか」 さり気なく手を繋がれ、心臓が跳ね上がった。