◇◆◇◆ 「ったく、苺ちゃん…なんでトイレにいたの」 あきれ返った龍二の声に、苺は俯く。 龍二を驚かせる作戦は失敗だった。 否、違う意味では驚かせてしまったが。 「まさか、龍二のカノジョにトイレ見られるとはな」 そう呟くのは、苺が屋敷に入った時にトイレに入っていた、龍二のいとこだ。 龍二と同時期にイギリスに留学してきたらしい。 「本当にごめんなさい…」 苺が頭を下げると 「まぁ、かわいい子だから許す☆」 龍二のいとこ、祐二はあっさり言った。