龍二が苺の首筋に顔を埋めた。 「ちょ…」 「あれ?僕、こんなところにキスマークなんか残してないよね?」 龍二の指が苺の首の左側をなぞった。 「…え?」 「誰?誰につけられたの?」 苺は何も言わない。 つけたのが真澄だといえば、龍二はどんな反応をするのだろう? そう思うと、怖くて何も言えなかった。 「…真澄くん…なんだ?」