「す、すればいいんでしょ!?キス!!」



 苺が言うと、龍二はチェシャ猫みたく微笑む。そのまま、苺のスカートから手を抜いた。




「うん」



「す、するよ…そのくらい!!」




 苺は龍二を見上げる。だが、そのまま動けない。




「しないの、キス?また襲うけど」



 龍二が苺のスカートに手を伸ばした。



「す、するけど…!!心の準備が…」



「ほら、早くしなよ」



 龍二に急かされ、苺は龍二にキスしようとして気付いた。



「…無理」


「は?」