私たちが6の番号を付けた子たちのところに行くと、そこには女の子と男の子、全員で5人。 女の子たちは頬を染めながら滝川先輩を見つめている。 そんな女の子たちに、先輩は微笑む。 「じゃあ、行こうか。」 「「「はい。」」」 皆が一斉に返事をした。 まず向かったのはテニスコート。 スパーン、スパーンと綺麗な音が響く。 「中学の体操服を持ってきている子もいると思うから、このあと体験入部したい人はここに集まってね。」 滝川先輩の優しげな声が響いた。