二人の進む道

『みんなようこそ!あのね、今日はマンションに戻らないで、ドームの近くのホテルに泊まる から。』

「え~っ!!晩御飯は?」

真っ先にご飯の心配をするなっちゃん。私はよく晩御飯を作ってあげてる。だから。

『ちゃんと用意してあるよ!チンして食べてね!』

「やった~!」

「いつもありがとう。」

嬉しそうななっちゃんとすまなそうな陽斗くん。

「明日はライブ見に行くからね!」

奏くんが言った。

『わーい!ありがとう!』

うれしいな!

「時間です~・・・!!!みんないたの!」

スタッフさんがドアを開けたまま驚いてる。よし、頑張ろー!

ぞろぞろとみんなで部屋を出ていく。私も出ようとしたところで・・・

 ”ぐいっ ”

気づいたら巧の腕の中にいた。

「夜、ホテル行くから・・・。スイートでしょ?」

甘い囁きがくすぐったい!!

『うん。待ってるね。』

自分でも顔が赤くなってるのがわかる。

「姫、かわいい。」

 ”チュッ ”

巧は私を回転させてそっとキスした。実は私と巧は付き合ってるの!!絶対秘密なんだけどね。マスコミとかの問題もあるから。

「さあ、早く出よう!」

巧が背中を軽く押した。ばれると大変だもんね。何事もなかったかのように廊下に出て、撮影場所に向かった。