俺様×優等生‐2人のセンパイ‐

「センパイ、やるっすね」

その背後からそんな声。

「あー?別に何の意味もねぇって」

「でも、トモのそんな嬉しそうな顔みたの久しぶりだし」

「だよなぁ」

友人女子までんな事いってくるし。

けど、そう言いながら何かちょっと睨まれてるような。

そう思ってると、友人女子が何か俺のとこにさっと寄ってきた。

「先輩、半端な優しさはトモを傷付けるだけって事は忘れないでくださいよ」

そのまま耳打ちするみたいに顔寄せてきてそんな事を言う。

「軽はずみな事言った私にも責任あるけど、あの子、今凄いナーバスなんですから」

そう言う表情が俺をたじろがせた。

悲しみ、後悔、苛立ち色んな感情がごちゃまぜになったみたいな表情。

でも言わんとする所は俺だって分かってる。

と同時に気付かされた。

俺だって同じ事でまた湊を傷付けてしまうかもしれないって。