俺様×優等生‐2人のセンパイ‐

ギャラリーからは誰ともなく拍手があがる。

「えへへー。ありがとー」

そんなギャラリーにくるりと回って一礼の友人女子。

「茜ちゃん、何かアイドルみたいー」

湊の表現に何となく納得してしまう。

「こいつがかぁ」

後ろからは蒼汰の声。

俺、瞬時にそこから3歩程下がる。

何となく友人女子の目が怪しく光った気がしたから。

「あ、いや。待て、ごめん。冗談だって」

蒼汰もその気配を察したらしい。

だが

「うげっ」

案の定手痛い一撃を喰らう羽目になっていた。

つーか、こいつマジで学習能力ねーのか。

さっきからこんなんばっかだぞ。