さよなら大好きだったよ。

「やっぱり北川はその顔がいいよ。」

「え?」

ポロリと中川くんが言った。


桜の木を眺める横顔は、どこか寂しげだ。



「おれさ、北川に告られたとき、正直嬉しかった。

北川はいつも笑顔だったから、一緒にいたら楽しそうだなと思ったから。」

中川くんは、あたしの方に向き直る。


あの頃は無理だったのに、今は中川くんの目を見ることができた。