幼なじみ×いじわる=好きな人




着替えて一階に下りるとお母さんとお父さんが朝食を食べていた。




「もう、うさみったら起きるのが遅いのよ!やっぱり秋くんじゃないと駄目ね。」




「もしかして…お母さんが私の部屋に秋を入れたの!?」





「そうよ。だって、あなた秋くんだと一発で起きるんだもの。」





「信じらんない!!!」





「いいから早く食べちゃいなさい!」




最悪だぁー…。

そう思いながらも食パンにかじりつく。




「うさみ…あんたのんびり座って食べてるけど時間見なさいね。」




冷静にお母さんに言われて時計を見る。





………………





「それを早く言ってよーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」




私はパンをくわえたまま外に飛び出した。
すると、なぜか自転車にまたがってる秋がいる。



「お前、ばかか?」


「なんですって!!!」


「遅刻決定だな。」


「うるさいな!そんな秋だって遅刻じゃん、まだうちに居るんだから!」



「お前は本当に馬鹿だな。」



「今度は漢字で言った!!!」



「俺はチャリなんだよ。」



「あっ…」



私はその場にうなだれた。
そんな私を見て秋は



「早く後ろ乗れよ!行くぞっ!!!」


「なんか企んでるでしょ?」


「は?なんだそれ。」


「秋が優しいなんて信じらんない…。」


「あっそ、じゃぁ先行く。」




すいーっと秋がこぎ始める。
私は瞬時にそれを止めて後ろにまたがる。




「素直にそうすれば良いんだよ!行くぞ!!!」



そういって秋はこぎ始めた。



風が気持ちいいー…。



私たちは小さい頃から一緒にいる。
これを世間では幼馴染と言うのだろう。
前でこいでるのは「鈴木 秋(すずき あき)」。
そして、私は「高野 うさみ(たかの うさみ)」。

小学校から一緒で両親は秋の両親と親友同士…まぁ、子供も仲良くなるよね。