朝…


鳥の鳴き声が聞こえる中、私は目覚ましの音で起きた。


ジリリリリリリ


「ん~…眠いー…」


上半身だけ起こしてそのままボーっとする。
だめだ、まったく頭が起きない。


「おい…いつまでそうしてるつもりなんだ?」




誰…?



私は目をこすりながらちょっと顔を上げた。



あれ?お母さん…じゃない…



「その格好でいつまでいるんだよ…ばか。」




ばか…確かこんなことを言ってくる奴は…





「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」




頭が完全に起きた!
こいつは…




「なんでいつも私の部屋に入ってくるのよ、秋!!!!」




「お前の母さんが何度起こしても起きないから今日も宜しくって言いに来たんだよ…そこから。」




そう言って秋は私の窓から横の家を指した。




「だからって勝手に入ってこないでよ!」




「あのなー…誰が好き好んでお前なんか見るかよ…そんな体。」




「~~~~~~!!!!!!さいってーーーーーーーー!!!!」




私は近くにあったぬいぐるみやクッションなど秋に向かって投げつけた。
それを秋はヒョイヒョイ避けてそそくさと一階に下りて行った。



(むかつくーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!)