《短編》春夏秋冬

愛だとか、そういう難しいことは、私にはまだよくわからない。

でも、今この『嬉しかった』という感情は、本物なのだ。



これから、私とナツがどうなっていくのかは、神のみぞ知るというところだろうけど。

だけど、もう、あの夏の日のような後悔をしない選択をしたいと思う。





春夏秋冬、季節は巡る。

私たちの間に、新たな風が吹いた。









END