甲高い悲鳴をあげ姿を消す精霊達。 怯える魔獣達後は後退り逃げ出した。 それでも何とか立ち向かうサラマンダー。 柴架の目の前まで羽ばたき灼熱の火炎を吐くが… 「消えろ…」 そのたった一言で吐いた火炎も、サラマンダー自身もかき消されてしまう 「ハハッ──っ!?」 サラマンダーが消えた瞬間、その後ろから猛スピードで飛んできた何か。 それは高らかに笑う柴架の身を貫いた。