カナメの置き土産とも言える魔法により意識を手放していたタクミ、シンリ、ミヤビ、リッカの4人は目を覚ます。 「ってて……」 身を起こしたシンリは首を鳴らしながら状況確認。 不思議そうな顔をするタクミは髪を掻きあげ考える。 大きく伸びをするリッカは欠伸をし、ハルに抱えられたミヤビはキョトンと彼を見上げていた。 「えっと、何がどうなってるか分からないが、とりあえず皆無事って事でOK?」 シンリの言葉に頷く5人。 自分がこうして生きていると言う事が、皆信じられないと言った様子だった。