突如背後に現れた柴架。
瞬時に反応し振り向き際に剣を振るいながら後ろに跳ぶ。
「っ……」
柴架に当たる事の無かったその攻撃。
逆にミヤビの腹部が鋭い刃により斬りつけられる。
「魔法の使えないお前など、私の相手ではないんだよ、ミヤビ」
片手を振ると、数本の弓矢が宙に浮く。
そしてもう一度振ると、その弓矢は引かれ高速で矢は放たれた。
「くっ……」
それを何とか叩き落としたミヤビは辺りを見回しながら思う。
ハル達4人はまだ息があるのだと。
微かながらではあるが魔力を感じる。
と言う事は、助かる見込みが少しばかりはある訳だ。
そうと分かれば自分ができる事は只1つ。
柴架を自分に引きつけ時間を稼ぐのみ。

