公園に着くとある人がバスケをしていた。

 私はベンチに座ってその人を見ていた。

 そしてその人が振り返った瞬間。

 私はびっくりした。

 バスケをしていたのはあの大好きな修先輩だった。

 私がびっくりしている間に先輩は私の隣に座っていた。

 私は今何が起こっているかもわからずただ座っとくことしかできなかった。

 そして先輩が口を開いた。

 「おまえ、おれと同じ学校だよな?1年か…ところで名前なに?」

 私は先輩がこんな至近距離でいるのでさえ緊張しているのに名前を聞かれるなんて‼

 私は緊張しながらも「い…いでぐ…いでぐちじゅんです。」

 と答えた。そして修先輩は

 「いでぐちじゅんか…。じゅんでいい?よろしく‼
  あっ‼ちなみにおれの名前は橋口修。修でいいよ‼」

 今、私のことをじゅんって言った‼ウソでしょ‼

 うれしさがあふれ出て今、私の顔はきっとにやけている。

 うれしい気持ちが続く中、先輩は話をどんどん進めていく。

 学校はどう?

 勉強大変?

 ふつ―の会話だけど私にとってはとてもうれしいことだった。

 そして、先輩の提案でメアド交換した。

 今日、はじめて話したばかりだったのにメアドまで交換できるなんて‼

 私は先輩と別れた後、スキップしながら帰った。

 ある人が見ていたなんて知らずに…