ある日先輩と廊下ですれ違ったとき。

 先輩と一緒にいた友達が

 「修、先行っとくよ‼」

 といった。その目線の先にはあの大好きな先輩がいた。
 
 私はそこではじめて、先輩の名前を知った。

        “修”

 先輩にぴったりの名前だな~と思いながら私は愛と話していた。