それから私は楽しい生活を送っていた。

 愛という親友もできた。愛は私にとってお姉さん的な存在になっていた。

 そしてなんといっても、先輩という存在がいたから。

 名前はわからないままだけど廊下ですれ違ったりするだけで、私のテンションは最高潮だった。

 もちろん、先輩のことは愛に話した。

 愛は最初“先輩なんて”とびっくりしていたけど「潤のこと応援するよ‼」と言ってくれた。