次の日、私は茉優先輩にはっきり伝えようと思っていた。

 そして朝。靴箱のところで茉優先輩にあった。

 とりあえずいつものように「おはようございます」といった。

 しかし、返ってきたのは茉優先輩の冷たい視線だった。
 
 私はなんかの間違いだと思って、あまり気にせずにいた。

 そして放課後。

 私は茉優先輩に話そうとメールした。

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 To井手口潤

 先輩にお話があります。
 いつものマックに待ち合わせでいいですか?
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 すると茉優先輩から返信がきた。

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 From山本茉優

 私も潤ちゃんに話したいことがあったから、丁度良かった。
 じゃぁ、またあとでね。
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 茉優先輩の様子がおかしい。

 いつもなら絵文字がいっぱいなのに…
 
 それに話ってなんだろう?

 不思議な気持ちもありつつ、私はマックへ向かった。

 そしてマックにつくと茉優先輩と茉優先輩の友達がいた。

 確かあの人は…由香先輩だ。茉優先輩にプリクラを何度か見せてもらっていたので覚えていた。

 2人で話したかったけど…仕方ない。

 席につくと、茉優先輩が私を見て泣き出した。

 私は意味も分からずただ見ていることしかできなかった。

 すると由香先輩が私にむかって言ってきた。

 「茉優が泣いたのも全部あんたのせいなんだから。」

 私は意味が分からなかった。

 私のせい?なんか茉優先輩にしたかな?

 考えているとまた由香先輩が言った。

 「あんた昨日、公園で修と話してたでしょ。茉優はそれを見てたんだよ。茉優が好きって知っててよくもそんな事ができたわね。あんただけは絶対に許さない。」

 私は返す言葉がなかった。

 見てたんだ…

 大好きな茉優先輩を傷つけたんだ。

 なんであんなことしたんだろう。

 でも…私も好きだし…

 私は先輩たちと別れた後、またあの公園に来ていた。