和室に行くともう皆座って待っていた。
「遅くなってすみません。」
「いや、気にしなくていいよ。」
柔らかい笑顔で拓也さんは言った。
拓也さんはいつも優しい。
けど、昇と由依華曰く怒らすと
とんでもなく怖いらしい。
「柚希くんは由依華の隣に。
昇は私のとなりにどうだ?
我が息子よ、
一緒に楽しく食べようではないか。」
ニヤリと笑いながら昇を見る拓也さん。
「父さん…」
昇が苦笑いで固まってしまった。
面白い。(笑)
「拓也さん。
昇をいじるのも
大概にしてくださいよ。
確かに昇をいじるの楽しいですけどね。」
笑いながらサラッと軽く酷いことを
言ってしまった菜々海さん。
この家族半端なく面白い。(笑)
「それより気になるんだけど…
どうして柚希くんと昇は色違いの
服を着てるのかしら?」
「俺がしてみたかったからだな♪」
にこりと笑いながら昇は言った。
それを聞いた周りは一瞬静まり返り
笑い声で溢れた。


