甘過ぎる彼氏




「昇、ありがとう」



笑顔で私が言うと



「由依華は笑ってる方が絶対可愛い。

由依華、応接間に待ってる人がいるぞ。

応接間に行ってこいよ」



笑顔で昇は言った。



「応接間?」



「そう、応接間だ。」



「分かったわ。」



私と昇はさっきのことが嘘のような

和やかな雰囲気で笑顔で話し

私はその場をあとにし

応接間に向かった。




――――――――



コンコン



「失礼します。」



礼をしながら入り部屋の中を見ると

蒼白な顔をした柚希が居た。



「由依華…

心配したんだぞ…

由依華が居ないと俺は単なる

弱虫な無意味な人間だ…」



ハハッと乾いた笑いをする柚希。

こんな柚希初めて見るわ…



「一緒に帰ろうとしたら

昇を引っ張って行くし…

家に帰ったら居ないし…

俺がどんなに焦って不安だったか!!」



私は柚希が怒鳴ったのを初めて

聞きビクッとした。



「あっごめん…

けど不安だったんだよ…」



「私だって不安よ…」



「えっ?」



私の発言に柚希はキョトンとした。