「……瀬那、居る?」 「うん!!居る居るぅ~♪」 柱の影から何度も顔を覗かせるあたし達は、相当怪しいだろう。 しかし今のあたしには、そんなことも気にならないぐらいの幸せが訪れていた。 「はぁぁぁ……見て樹理!!居るよ!!あそこに居るよー!!」 「あ、ホントだ~。良かったねー♪」 芸能人じゃないけど、あたしのテンションは最高潮。 それというのも…………