そして、私は、保健室にいった。




ガラッーーー




バチッ
一人の男の子と目があった。



最悪だぁ…、しかも、同じクラスの片桐壱 (かたぎり いち)くんだ。
いちいち、構ってきて苦手なんだょね…



「美愛じゃん、どーした?」


馴れ馴れしいし。

「まぁ、ちょっとね、先生は?」



「先生、出張!」

壱くんと二人なんて無理、戻ろ…


私は壱くんに背を向けた。