「同じ空の下で…」


「ちょっ・・・・と、唐突すぎて・・・・。」


「じゃあ一旦家帰って、風呂入って来るから、そしたらまた会って?」





その問に、『うん、いいよ』なんて答えた暁には・・・・。



勝負下着を身に着けて瞬と会う事に臨まなければいけないのだろうか・・・・と、思うのは、ただの私の身勝手な思い込みなのだろうか?


しばらく、一人勝手に身勝手な妄想を膨らませてしまったいた自分に自己嫌悪を抱きつつも、

心臓の中はバクバクして、この音がどうか瞬に聞こえないように…と願うばかりだった。

深く息を吸い込み、深呼吸して呼吸を整えると瞬の目を見て、やっとの事で話す事が出来る。



「…じゃあ…とりあえず…会いに行きます…ね?」


「…猶予は与える。気が変わったら、『今日はやっぱり無理』とかで連絡して…?」

「・・・・うん。」

「艶香。」

「ん?」

顔を真っ赤にしながら瞬を見ると、優しい笑顔で目を閉じキスの仕草をして、またテレビを見始めた。


私は、そのままキッチンにしゃがみ込むと恥ずかしさで一杯になった自分の赤くなった顔を両手で覆った。


頬がやたら熱かったので、立ち上がってハンドタオルを水に濡らすと、それで顔を覆った。