「同じ空の下で…」


本文を作り、なかなか送信できずに居ると、クラクションを鳴らす車が私の目の前に現れる。

タケルだった。

「乗って。」

「…うん…。」

明らかに浮かない顔して、助手席に手を掛け、タケルの横に座った。

「…どした?さっきとだいぶ…テンションが違うみたいだけど…。」

「…うん。…瞬からメール来て…」

「おお、そっか。何だって?」

「御祖父ちゃんが…亡くなったって…。」

「…そ…っか…。」

自分の目には、溢れんばかりの涙が溢れ、今にも毀れそうになり、ハンカチで覆うと、吸水させるようにして涙を拭き取った。

「しばらく…実家に居るって…。」

「うん…。」

「ごめん、会って早々に…。」

「いいよ。気にならない…訳でもないけど…、艶香、本当に行かなくていいのか?」

「…わかんない…。瞬の足手まといみたくなるのも嫌だし…。」

「俺は、瞬のじいちゃんには会った事もあるし…っつっても、かれこれ10年以上前の話だけど。告別式くらいは…行こうかな…。」

「私は…病床で初めて会っただけ…。意識の無い状態ってか、寝てたっていうか…。私はおじいちゃんの顔は分かるけど…面識ないっていうのか…。」