「同じ空の下で…」


『迎えに行くよ。どうせ、瞬もまだ帰ってくる見込みないんだろ?しかもこんな時間まで寝てたとか…全然準備もしてないと見た。』

まるで、傍に居て私を見て話してるかのように、何もかもを見透かしたようにズバリ当てていくタケルには…脱帽である。

「わかぁったよ。じゃ、傍のコンビニで待ってるから。」

『了解っ。じゃ、また後で!』

「うん。」

タケルとの電話を切ると、少し化粧を直す為に洗面所に向かった。

…今日は涙でくしゃぐしゃのままだったし。




コンビニに着いた頃に、丁度メールを告げる通知音が鳴り、確認すると、瞬からだった。

[受信:岡崎 瞬]

[sub:無題]

[text:ごめん、今日は実家に帰る。…落ち着いたらまた連絡します。本日14:38…じいちゃんは息を引き取りました。元気なうちに艶香を紹介しておけば良かったと思いました。]



精一杯の…メールだったんだろうな…と、胸の奥が締め付けられて、昨日、おじいちゃんの傍で悲しげで半ば放心していた瞬の姿が思い浮かんで、思わず私の目頭も熱くなるのを感じた。


[to:岡崎 瞬]

[sub:Re:]

[text:忙しい中、メールありがとう。辛いかもしれないけど…どうか気を落とさずに。私の事は気にせずに、お父さんやお母さんの傍に居てあげて下さい。瞬自身も、ご自愛ください。]