「同じ空の下で…」


「…うん、まぁ、ちょっと目を閉じてたら寝ちゃってた。仕事は…今日まで休暇だよ。」

『…おお、そっか。てか、蓮から聞いた。…瞬、戻って来てるんだって?』

「うん。来てる。アレ?タケルには連絡無かったの?」

『ねぇよっ!…艶香にしか知らせなかったんじゃね?…で、今一緒?』

「ううん…病院。…御祖父さんが急変したって…。」

『…そっか。なるほど。悠長に誰かに逐一帰国の連絡してる場合じゃなかったんだな、多分…。』

「…多分、そうだと思う。そう思っていた方がいいよ、多分。真相はしらないけど…。」

『…了解。なら分かった。…艶香は、病院行かなくていいの?』

「…うん。なんだか立場的に…行っていいのか分からなくて…。どうなんだろ?昨日は、一応お見舞いに行ってきたには行ってきたんだけど…。」

『まぁ…それもそうだよな。…ところで、飯食った?』

「…ううん。てか、そんな時間なの?タケルの電話で起きたから今何時なのか全く…」

『19:06…。相変わらずだな…艶香。』

そう言われて、慌てて時計を見たら、確かにタケルの言う通りだった。

「ほんとだ…。タケル、ご飯食べてないの?」