その小さな写真の佑は、たれ目で黒髪。
特に目立つ派手さはなかった。
それがまた親しみやすくてよかった。

もともとあまり男の子は得意じゃなかった。
ギャーギャーうるさいし、チャラいし、なにより怖い。

でも佑はなんだかそんな男の子とは違って不思議と安心できた。
まぁ、会ったことないからかもしれないけど(笑)

-ピロリン♪
あ、また佑かな?

ちょっとしたウキウキ気分でラインのアイコンをタップする。

『そっちは今日から学校だっけ?』

「…はぁ。」
そっけない文面にため息がでる。

送ってきたのは浅羽 隼人くん。
一応私の彼氏だ。