「北野さーん。聞こえますかー?」



「先生を!早く!!」



「ばあちゃんっ!」




そこから先生が来て、手術室に入って行った。
男の子は顔を食いしばって涙をこらえている。



「ばあちゃん。」



「君、名前は?」



「あ、さっきの。」



「私は溝口桜。」



「俺は、北野一輝。」



「一輝君か。よろしくね!」