「はぁ~。岡本先生ひっどいなあ!」



しかたなく病院を後にすることにした。
すると突然



「ばあちゃん!大丈夫か!?」



という男の子の声がした。



「どうしたんですか?」



「ばあちゃんが!」



男の子が抱きかかえる老婆はとても苦しそうに息をしていた。



「か、看護師さん呼んでくるっ!」