「先生はさ、生きてればきっといい事もあると思うの。」



「・・・・ない。そんなもの。」




「ないかぁ~。でもね、死んだら何にもなくなっちゃうよ?」




「私は・・・・死にたい。」



怒られるかな?って思った。
今までの担任全員怒ったから。
担任は自分の責任しか考えてない。



「これは、私の親友の話なんだけど、響子ちゃん聞いてくれる?」



「えっ?」



先生は静かな声でそう言った。