なんなんだ。あの、先生は?
女子から聞いて、私を心配してくれたんだろうか?
「まぁ、いっかー。」


次の日

「おはよー。並木さん!」
「おはようございます。前田先生。」
「また、変な噂聞いたんだけど…」
「女子に聞いたんですか?別に心配してくれなくて大丈夫です。」
「そっ。本気の恋を探してるの?」
「はい。」
「じゃあそれ、先生にしてよ。」
はぁ?この人正気か?絶対頭おかしいよ。ありえない。
「ありえないです!!!」
「そっかぁー。残念だなぁ~」
私は、急いで教室へ向かった。
「沙良ー!遅かったね~。」
「ごめん。えっと…一時間目は…」
体育。
ありえないでしょ。このタイミングで?
神様は、最低だな。
「これで終わります。さよならー。」
終った。地獄の一時間が。
ムダに前田先生が、近づいてくるから、困った。
「ごめん。悠里ちょっと保健室…」
「あぁ!わかったー!先生に言っとく。」
「失礼します」
誰もいない。出張かなんかかなぁ?
まぁ、一時間も寝てれば大丈夫だろう。
「並木さん!」
「わっ!」
ベッドで横になっていたらいきなり声をかけられた。
「体調悪いの?」
「はい…(あなたのせいでね)」
「そっかぁー。じゃあ、先生が、看病してあげるよ。」
なにいってるの?余計悪くなるッつーの!
「ほっといてください!私は、先生のせいで体調悪いんです!」
「それって、先生が朝言ったことが原因?」
「そうです!!!」
「それって、先生のこと意識してるってこと?」
あれ?…