私はここでお母さんと繋がってる。


この木の前でお母さんと話す。


伝わるように、伝えられるように。


クラス替えの票を凛と覗き込む。

「私たちまた同じ!やったね沙奈江!」


今年もまた凛と同じになれた私は
心の底から喜んだ。


知らない子が多いクラスだけれど…

なんとかなるであろう!


なんて考えながら。