その言葉を胸にいつも頑張ってきた。
お父さんと2人で。


高校に入ってからはバイトも始めた。
そして1年が経ってわたしは2年生になろうとしている。


毎日が速かったり遅かったりして
だけどすごく楽しくて。


私は幸せだよお母さん。




「沙奈江ー!」
親友の声がする。

「ごめんごめん!」
「ちゃんとあいさつできた?
お母さんに」
「うん!」