「いいよいいよ!」
その色黒の男子生徒は、私達をサークルのブースに案内してくれた。
「まず、俺の自己紹介から!3年の江崎竜二です。このサークルの代表をしてます!」
見た目はテニスしてなさそうなこの人が、サークルの代表だったコトに驚いてしまった。
でも、竜二さんはとても面白くて優しい人だった。
「二人ともテニスはやってたの?」
「いいえ。私も祐子もテニスは未経験です。」
「そうなんだ!俺もねー、テニスは大学からなの!今までは野球一筋!」
「野球やってたんですか!?私、野球スゴイ好きなんですよ!」
祐子は目をキラキラさせて、竜二さんの話に食いついた。
私は、野球とか全然興味なかった。どっちかというと、サッカーの方が好きかな。
竜二さんと祐子は、プロ野球選手の話題で盛り上がっていた。
ブースの周りには、このサークルのメンバーだと思われる人達が遊んだり、寝てたりしていた。
(皆、大人っぽくて何年生かわかんないよ…)
でも、不思議と自分がこのメンバーの中にいるのが、ふと頭の中で描かれた。
それに違和感も何故か感じなかったのだ。
その色黒の男子生徒は、私達をサークルのブースに案内してくれた。
「まず、俺の自己紹介から!3年の江崎竜二です。このサークルの代表をしてます!」
見た目はテニスしてなさそうなこの人が、サークルの代表だったコトに驚いてしまった。
でも、竜二さんはとても面白くて優しい人だった。
「二人ともテニスはやってたの?」
「いいえ。私も祐子もテニスは未経験です。」
「そうなんだ!俺もねー、テニスは大学からなの!今までは野球一筋!」
「野球やってたんですか!?私、野球スゴイ好きなんですよ!」
祐子は目をキラキラさせて、竜二さんの話に食いついた。
私は、野球とか全然興味なかった。どっちかというと、サッカーの方が好きかな。
竜二さんと祐子は、プロ野球選手の話題で盛り上がっていた。
ブースの周りには、このサークルのメンバーだと思われる人達が遊んだり、寝てたりしていた。
(皆、大人っぽくて何年生かわかんないよ…)
でも、不思議と自分がこのメンバーの中にいるのが、ふと頭の中で描かれた。
それに違和感も何故か感じなかったのだ。


