黒龍と氷龍



こげ茶色の髪の人は私の右横・金の髪の人は私の左横・オレンジの髪の人が私の斜め後ろ・赤の髪の人は私の後ろ、に座った。



この人たち、私の周りの席だったんだ。


たけちゃんが、ものすごい顔をしながらこの4人の出席を取った。

「おせぇよ。」

あぁ、たけちゃんが怒ってる・・・たけちゃんは、怒ると強いよ~・・・私ほどではないけど。



「転入生か?」


横の人が、私の方を見ながら話す。

え・・・っと私に話しかけてるんだよね?


きょろ


周りを見ても、私以外誰もいないし。


「・・・そうだけど。」


念のために返事をする。



「ふぅ~ん。」


あ、本当に私に話しかけていたんだ。
それにしても、反応うすっ!


自分から聞きながら。


ムカつく野郎・・・。