黒龍と氷龍

とことこ

すこし、歩き続けると私がこれから過ごすことになる教室を見つけた。


1年2組


教室のドアのもとに掲げられた、クラスが書かれたプレートの横には小さく‘最きょうだぜ’と書かれていた。



・・・・・、最強の強くらい漢字で書きなよ。




心の中で、ぼっそと呟く。


こんな事もできないクラスなのか?
これから、の学校生活が思いやられる。


ガッラ~


あんまり乗り気ではないが、きょうしつに足を踏み入る。




・・・・・もう、出席を取っている途中だった。



案外皆静かに座っていた、ヤンキー校だからうるさいかなって思っていたのに。




そのあと、すぐに理由が分かることになる。