黒龍と氷龍

「おろしていいよ。」


降ろしてくれないと・・・心臓がもたない。


ドキドキ


胸が大きな音をたてる。



あぁ~、もう無理この体制恥ずかしい!



「やだ、」



「おろして!」



「いやだ。」



「お願い!おろして。」


「だまれねぇと、口ふさぐぞ?」



それは・・・せこい。
だって、抵抗すると‘口をふさがれる’って・・・・言われたらもう、黙るしかすべはないよ・・・・。



こいつって・・・俺様過ぎる。