その明るい声の主は、私の親友、牧野葵奈であった。 「あおなー…私もう辛い。恋嫌い。」 「恋は辛いもんなんだよ。辛い思いしたくないなら、さっさと告ってくっついちゃえって。」 「うーん…」 何かちょっと違う気がするんだ。