コンビニな女





もうすぐ夏休みが終わる

今日は蓮実を誘ってレストランに行く予定

あれから一回も、蓮実はお風呂に入ってくれない…

ヤッたらいいんじゃなかったのかよ!


蓮実は友達と出かけてから来るから、現地集合。

俺はといえば、でかい花束を片手に、小さい箱を片手に持ってレストランに向かってる

女の好きそうな、クサイ演出をやってやるよ!一生に一回の愛する彼女の記念の為に!

花束を受付に、指輪は…デザートの時のシャンパンの中に

レストランの人に頼んで俺は席に座った

周りの女の子達がチラチラ見ている

だろ?たまにキメれば俺だってまだイケテるんだ!

よし!大丈夫!!緊張しねー!



「待った?」

彼女が笑顔でやってくる。

「じゃ、乾杯でもするか」

ヤバイ、声が裏返った!

かんぱーいとグラスをあわせる

「先生、今日ムダ毛処理したから一緒にお風呂入ろうね」

小声の台詞にまたワインを吹き出した!

なんつーことを!!

彼女がまた幸せそうに笑ってる

待ってろよ。お前のペースにはもう負けねーからな!

今からもっと幸せにしてやる…

今度はお前が俺に引っ掛かる番だぞ!