俺が小田切を好きじゃない…

勝手に決めないでほしい…

俺がずっとどんなに我慢してたか、お前が知る訳無いクセに!

俺は一年以上も溜め込んできた想いを、彼女の中に吐き出した

…もしかして小田切は初めてかもしれない…

俺の勢いに全くついて来れないんだから…



俺が唇を離したとき、小田切の綺麗な瞳が大きく見開いていた

「…先生、何で?」

「知らねぇ。」

俺はまた小田切の真っ赤な唇に、自分の唇を寄せた

ずっと触れたかったものに触れてしまうと、人は我慢が効かなくなる…

俺は夢中で小田切を求め続けた

途中小田切の空いた手が、俺の胸元を押し戻そうとしたのに気付き、俺はその手首も掴みあげた

小田切の動きを封じた

俺の自由だ

小田切は俺の手の中にいる

止まらない…

我慢が効かない…

俺はよろめいた小田切をそのまま床に押し倒す

机や椅子が音を立てて俺らの周りに避けて行った

俺は舌で彼女の唇を舐めゆっくり離れて、俺に手首を封じられている小田切を見下ろした…

彼女の濡れた真っ赤な唇、ほてった頬、潤んだ瞳、全てが愛おしくてしばらく見つめていた…