クローバー 〜あの日見た空〜


ラッキーだなって考えながら席に着く。

だんだんと人が増えてくる。

雑談をする人もいれば、すぐに自分の席に着く人もいる。
教室にはピリピリとした緊張感がながれている。

あーいい天気だなー…

私は雲ひとつない青空を見上げる。

夢を思い出したけど、不思議といやな気分にはならなくて、
むしろずっと見ていたかった。

走る足音が聞こえて下をみると、
男子が走っていた。

私は彼から目が離せなかった。

少し癖のある明るめの色の髪が風にまってとてもきれいで、
顔が見たいな、話してみたいなってかんがえてたら、ドキドキして、恥ずかしくなって、目をそらしたくなったけど彼が校舎に入るまでみてた。