ハァ……

私はため息をついた。


「寝言は寝て言え。てか、熱あんなら家で寝てろよ。」


私がそうゆうと、
今度は剛が、ため息をついた。


「相変わらずの無自覚か。」

私は、剛の言葉の意味が分からず、首を傾げた。


「まぁいいや。俺は総長を辞めてから、この学校の理事長やってんだ。学校の名前滝沢だろ?」


………えぇ―――――!!!!!!


「剛バカなのに何で理事長なんか出来るの!?」


そう、剛は勉強は全く出来ないハズなのだ。