愛する眠り姫に目覚めのキスを







「...... え?」




“売れる”って何...?




隣を見れば目をキラキラと輝かせ喜ぶ母





「じゃあこれからよろしくお願いしますね!♪




桃華。お母さんのためにもがんばってね!」





「ちょ!ママ!?」





「じゃあね♪」





「ママ待って!!ママっ!!」







ニコニコと私をそこに置いて去っていった母...



母は私の容姿を売り

たくさんのお金を得て遊ぶ毎日。




モデルになんてなりたいと思ったことは1度も無いのに....




適当にポーズを決めて写真をとられる。




そんな仕事をしていた疲労でお風呂に入らずに眠ろうとしたときだった....







「桃華!!ちゃんとお風呂に入りなさい!!肌が荒れたらせっかくの顔が台無しじゃない!!」




生まれて初めて...


母に怒られた。