学校に着けば 直紀くんとクラスが違うので一旦別れてそれぞれの下駄箱へ行く。 私と直紀くんの下駄箱には結構距離がある。 「直紀くんおはよぉ♪」 「直紀くーんっ」 「会いたかったぁ」 なんてモテモテ直紀くんに話しかける女子の声を聞きながら下駄箱を開けた。 「─────え?」 ....どうして..... 私の靴が無い.... クスクス 「ざまぁみろ」 呆然と下駄箱を見る私の耳に入った笑い声と悪口。 噂を言われるのは慣れたけど..... こんな直接的ないじめは初めてだった。