あんたの隣はあたしだから





「それにしてもさ、日向くん。

柚希のこと好きだったんだね」



「あぁ。ずっと小さい頃から」



「そーなんだ。あたし、全然気づかなかったよ。」


ははっと佳奈が笑った。



「うん。まぁ、そりゃあそうだな。

俺、気持ち隠してきたから」




「………」



「まじ、だせぇけどさ、

幼なじみっていう関係が壊れるのが
いやなんだよな。」



「日向くん……」



「あ、柚希に内緒にな」



「わかってる。あたしは、柚希の
味方だし、日向くんの味方でもあるよ」



「…………佳奈ぁ……;」



俺は、泣きそうなこえで佳奈を呼んだ。



「なによ?」



「柚希の味方って、、、


柚希と柚希の好きな奴がくっつくのを
応援するのか?」




「……………」




「佳奈……?」



「…あんた、それまじで言ってるの?」




……へっ?