仕事は明け方までには終わらせ、 次の日必ず学校には行かなきゃいけないことになっている。 私は急いで準備を始めた。 制服を脱ぎ、いつもの黒い服へと身を包む。 全身をこうやって黒で統一しているのは、闇の中で少しでも姿をくらますため。 ふと、着替えてる途中… -シャラ… 「へ…?」 手首に軽い違和感を感じる。 驚いて腕を見て、 「な…」 私は固まった。