反射的に閉じてしまった目を開けると、 「…っ」 驚くくらい至近距離で、妖艶に笑う九条先輩。 こんなふうに笑える高校生を…私は知らない。 息を呑むほどキレイで、けどどこか、背筋に悪寒が走る笑み…。 離れようにも、先輩の自分の腕をつかむ手がそれを許してくれない。