テーブルに置いたグラスから手を離し、陸人さんを探そうと顔を上げた そのときだった… 「お前さー、そのシケた面もうちょっと何とかなんねぇの?」 …っ!?!? 突然の背後からの声に、体がビクリと大きく跳ね上がった。 反射的に振り向いて、そして目を見開く。 だってそこに立っていたのは紛れもない、 あの人の姿だったから… 「く…九条、先輩…」