昼間、部屋で私を見下ろしていた眼差しとは、 比べものにならないくらいに…。 「お似合いの…2人、ですね。」 心の底から、そう思うのに… 「睦月、様…」 気づくと私の目からは、涙が流れていた…。 息を呑むほど、お似合いの2人… きっと私じゃああんな風に、 九条先輩の横には立てない。 「睦月様…」 そっと、横からハンカチを手渡される。